超音波洗浄機の様々な利用について
超音波洗浄機とは、水や溶剤を超音波により振動させ、被洗浄物に付着した油や微細な塵・汚れなどを洗浄する技術を利用した機械です。
この技術では、液体中に無数に存在する微小な気体分子に20kHzから100kHzほどの強力な超音波を照射したとき、超音波の圧力を受けて圧縮された気体が限界を超えて激しく破裂して消滅するキャビテーション現象を利用しています。
付着した異物の種類によって、付着力の弱い物は比較的低周波の超音波で加速された水の分子でも剥離させることが出来ますが、油などの頑固な有機物の付着物はキャビテーションによる物理的手段に加えて、適切な洗浄液の化学反応を加える必要があります。
洗浄液の液性やタンパク分解酵素の添加によって洗浄力が増します。
さらに、中・高周波を用いると剥離させる効果が高まります。
しかし、超音波洗浄機には向かないものもあるので注意が必要です。
ゴムやプラスチックのような柔らかい素材は、超音波を吸収してしまうため向かないのです。
また、超音波洗浄機は脱泡・脱気、分散、撹拌や破砕などの用途にも広く使用されています。